投稿日:2018年04月24日
沖縄県で麻しん(はしか)が流行しています。
ゴールデンウィークの大型連休による感染拡大が心配されます。
「麻しん(はしか)について」
・潜伏期間 10日~12日
・主な症状 感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった
風邪のような症状が出現。2~3日熱が続いた後、39℃以上の
高熱と発疹が出現。
肺炎や中耳炎を合併しやすく、まれに麻しんウイルスに感染後
特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)
と呼ばれる中枢性神経疾患を発症することがある。
症状が似ている!麻しんかもしれない!という場合
いつものように病院を受診をすると、感染拡大してしまうので
まずは医療機関に問い合わせ、指示を受けてから受診してください。
「感染経路」
麻しん(はしか)は感染力が極めて強く「空気感染」します。
(麻しんウイルスの空気中での生存時間は2時間以下とされています)
「予防」
麻しんは手洗い、マスクのみで予防はできません。
予防接種が有効です。
麻しんの患者さんに接触した場合でも72時間以内にワクチンを
接種することも効果的だそうです。
市町村によっては、無料で予防接種を受けることができたり
成人への補助があるところもあるので、詳しくはお住いの市町村に
お問い合わせください。
妊婦や免疫不全などワクチンを接種できない方もいます。
医師の指示に従い、予防接種を受けてください。
「修飾麻しん」ご存知ですか?
ワクチンを接種しても十分な免疫がつかず、通常の麻しんと比べて
軽い症状だけで終わる麻しんを「修飾麻しん」と呼びます。
「修飾麻しん」は他人への感染力も低くなると言われています。
自分自身や、身の周りの人を守るために予防接種や
人込みを避ける、不要不急の外出はなるべく避けるなどして
感染予防に努めるよう心がけましょう。