投稿日:2018年06月30日
「遠視」とは
網膜にピントをあわせる事ができず、ピントの合う場所が
網膜の後ろになっていることをいいます。
遠視の場合、遠くはある程度見えますが
近くの物を見る時、網膜の後ろにあるピントを
目の調節力を使って網膜まで持ってこないと見えません。
遠視が強いほど目を緊張させないといけないため
結果として読書や細かい作業に熱中すると目が疲れたり
頭が痛くなったりして集中力がかけてきます。
子供たちはこのような状態が長く続くと
落ち着きがなくなったり、読書が苦手になったりなど
性格的に飽きっぽくなるという傾向もみられます。
幼少時にこのような変化を早く発見してあげないと
あとから矯正するのが難しくなる場合もあります。
遠視には
・様子を見るだけでよい遠視と
・メガネをかけないといけない遠視があります。
子供たちの場合、目の成長はまだ終わっていません。
目が成長する(眼球が大きくなる)につれて遠視は
徐々に弱くなって治る場合があります。
それまではメガネをかけて楽に見えるようにしてあげることも大切です。
最近は学校の視力再検査で受診される方が多くなっています。
ですが、その中には「来年まで様子をみよう」と受診されない方もいます。
再検査通知が届いたら、最寄りの眼科で検査を受けましょう。